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2011年12月

2011.12.30

やっぱり晴れが好き。

ここのところ寒い日が続いている。
朝起きて、リビングの温度計を見ると約13度。
最近は寝る前に、起き出す時間の少し前に暖房が入るようにタイマー設定しておく。
外の気温はだいたい1〜2度くらいだろうか。

エアコンの暖房を消し、仕事場のアラジンに火を入れてもなかなか室温は上がらない。
アラジンは暖房効率が良くないとも言われるが、石油の燃えるかすかな臭いが、嗅覚を通して暖を感じさせてくれる。

そして7時30分ころ、南東の丘から太陽が昇り、我が家に陽が当たり始めるととたんに16度、17度、18度と室温が上がり始め、暖房なしでも昼前にはたいがい20度を越えてくる。

やっぱりすごいぞ、太陽君。君さえ顔を出してくれたらどうにかなる...。

昨日は夫婦で日帰り人間ドックに行って来た。
まだ新しい病院で話には聞いていたが、人間ドック・検診専用の施設はまるでホテルのようだった。
内装のしつらえも、受付の制服や応対も...。広々としたロビーにヨーロッパのアンティーク家具が置かれていて、フロントデスクがあり、サイズ別、色別に区分けられた検診用のウエアは専用の袋を渡されて、お持ち帰りしても良いとの事。
まるでゴルフ倶楽部のようなロッカールームで着替え、フロアに戻るとスタッフや看護士からは「○○番のお客様」と呼ばれる。
ちょっとした確認ごとでも、プライバシー保護の観点からか、ガラスで区切られたブースの中で質問され、待ち時間を出来るだけ短くする為に、検査の順番にこだわらず、空きのある検査エリアに丁寧に案内される。
廊下には十分な数のゆったり座れる椅子が用意されていて、さまざまな雑誌や新聞が置かれている。そしてそれらはスタッフにより常に整理整頓されているという具合である。
そして、会計が終わるとチケットを渡され、フロントの向かいにあるレストランで食事が出来るシステムになっている。
たっぷりと空間を取ったレストランでは、洋食コース(和牛ステーキ)、和食コース(真鯛の煮付け)、にぎり寿司から選ぶ事が出来、デザートとコーヒーも付く。(もちろんサラダは30品目、各料理にカロリーが書かれている。)

建物から出てくる頃は、自分達がそこに何をしに行ったのか分からなくなるほどだったが、数時間後にバリウムの後に飲んだ下剤が聞き始めて来ると... そうか、やっぱりあれは人間ドックだったのだと認識する。

もう普通の病院で検査なんか受けられない。


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2011.12.23

ペーパークラフトで飾り付け

ラジオで言っていた... 今日は“クリスマス イヴイヴ”らしい。
じゃあ昨日は“クリスマス イヴイヴイヴ” なのか。
毎日を何かしらのイベントにしたいのかもしれないが、こういう表現って、どうなんでしょうね。

数日前に、妻と娘がせっせとハサミを動かして作っていたのは、クリスマス用のデコレーション。
20年近く前に私が購読していた英字新聞「The Gardian Weekly」は、郵便で送られて来ていたために普通の新聞紙とは違って、真っ白で薄い紙に印刷されていた。独特な質感と存在感が好きで、捨てられずに取っておいた新聞が、折り畳まれ、ハサミを入れられ、開かれるたびに違った形に変化していく様は見ていて楽しく、切り出された紙にせっせとアイロンをかける役を自ら買って出た。

こじんまりとしたツリーの横、木綿の糸で天井から吊るされたペーパークラフトが、ストーブから上がる熱気でゆらゆらと揺れている様子は、とても気持ちを和ませてくれる。

明日はクリスマス イヴ。
クリスマスプレゼントって、もらうよりあげるほうが楽しい... って娘の持っている絵本に書いてあった。
誰かと繋がっているという事だから、確かに、本当だ。

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2011.12.21

りんごだ。それもたくさん。

今年中にやらなくてはならない事を、ひとつずつ、ひとつずつ処理している。
別にこの時期にやらなくても...というものも何故かこのタイミングに入れてしまい、自分で自分の首を絞めているような状態である。
そのひとつが保険の見直し。契約以来そのままになっていた私たち夫婦の生命保険、医療保険の見直し、娘の学資保険と医療保険。保険契約にまた別の事が微妙にからんで... 仕事以外でてんやわんや。
冗談ではなく、税金、健康保険、各種保険料を払うために日々仕事をしているような、いやーな感覚に陥ってしまう。気を付けないと。

あとひとつが歯医者。10日くらい前に左下の奥歯がうずき、妻と娘がお世話になっている評判の歯科クリニックに予約を入れた。
そして今日がその受診日だった。全体的な歯の検査も、歯周病検査も問題無かったのだが、実は、今回疼いた歯は親知らずで、その親知らずが前に向かって生えているのを知っていた私は、先生の「様子を見ましょう。」の言葉を少し期待していたのだが、返って来た言葉は、「様子を見ましょうという医療機関は、逃げているということ。」「緊急性は無いとしても、この親知らずはどこかの時点で抜いたほうが良いでしょう。」 「いずれにしても外科的な手術になるので、信頼のおける口腔外科医を紹介しますので、あまり大きなイベントが無い時に...。 キャーッ!! なのであります。

そんなこんだで、歯医者から大急ぎで家に帰り、保険屋さんの説明を受けている最中に届いた「りんご」。
もう何年も私たちをフォローし続けてくれている信州の印刷会社の、とてもお世話になっている方からの個人的な贈り物。
ざわついていた心が一気に落ち着いた。 早くかぶりつきたい。

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2011.12.14

もうすぐクリスマスですね。

今の時期、夜に仕事をしていると、青や赤のライトが視界に入ってくる。
仕事場につながった2階のリビングスペースに飾ってある、こじんまりとしたクリスマスツリー。

私の住む街のイルミネーションも、例年に比べ設置が遅く、全体的に少しトーンダウンしている様子。

そもそも日本のクリスマスは商業的な要素が大きくて... なんて言えないほど冬の定番イベントとして定着しているクリスマスだから、せめて、サンタクロースの存在を信じている子供達には、いつも通りの華やかな時間を過ごさせてやりたいと思っている... 。と書いている横で妻が、アマゾンで購入した娘へのプレゼント(サンタクロースからの)がイメージしていたものより“しょぼい”と肩を落としている。でも大丈夫。子供は大人が思っているより懐が深いから、いろいろな事を察して、喜んでくれるはずだ。

普段なかなか会う事の出来ない従兄弟達と会って、子供達みんなでケーキをデコレーションして、プレゼントを交換して...。
こんなご時世だから、自分もチキンのドラムスティックを24本くらい焼いて、義理の弟は得意のスパゲッティを調理して...。
なにもかもがシンプルに手作り。要は、一緒に楽しい時間を過ごすことが大切なのだと思う。

先日、お世話になっている方からいただいた言葉、
“子どもたちがいつまでも健やかに育つ世の中であり続けることが、大人にとっても大切です。見失わぬよう生きたいと思います。”

クリスマスみたいなイベントは、いろいろな事を考える良いきっかけになるのかもしれません。
難しい時代だからこそ、家のささやかなツリーの青や赤のライトがいつもより優しく見えるような気がします。

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2011.12.13

師走ということか。

あわただしいですな。 何がって、気持ち的に。
ブログの更新も数日空いてしまいました。

頭の中に、年末までにしておかなくちゃ行けない事リストがあって、プライオリティ順に並べると「ブログ更新」より上にあるものが結構ある。
かと言って、ブログ更新を犠牲にしてそれらを着々と処理しているか、というとそう言う訳でもなく。
「あーぁ」と思いながら窓の外を見ると、数日前まで楽しませてくれた紅葉が一斉に葉を落とし始めて...。これでまた、しなくちゃいけないリストに「庭の落ち葉掃き」が加わってしまった。

昨日、車のタイヤをスタッドレスに履き替えた。
例年よりだいぶ早い履き替えだが、数日前の寒さが引き金になって、カーショップはタイヤ交換で大忙しらしい。
暖冬と言われる時って、意外と雪が多かったりするので、早めに用意しておくに越した事はない。

よーし、ちょっとだけ気合いを入れなおして、ひとつひとつ着実にクリアしていこう。

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2011.12.08

Let's go out for a change...

ここ数日感じている「仕事場籠り」に感じるストレス。
今日は妻との二人で、我がデザイン事務所の今後を打ち合わせるために、以前知り合いの方から勧められたカフェに行った。
いつもなら仕事場のテーブルに座り、庭を眺めながらする打ち合わせ。
それはそれで気持ち良く、落ち着いた雰囲気で話せるのだが、二人とも「外に出たい。」という気持ちが強く、場所を変えての打ち合わせとなった。

比較的広い店内にゆったりとテーブルが配置されているカフェ。大きめなソファタイプの椅子に座り、お互いにコーヒー、そしてワッフルひとつをシェアしながらの打ち合わせ。
お店でいれてもらうコーヒーは、いつも家で飲むコーヒーよりも少し酸味があってとても美味しく、新鮮な気分で、なかなか実のある話が出来たと思う。

ほんのちょっとした事で気分転換になりました。
次は私たちお気に入りのあの「カフェ」にしようと思う。

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2011.12.07

そろそろエキスを取り込まないと。

ここ数日、仕事場に籠っている時間が長いためか話題に欠ける。
人には会っているのだが、保険の話だったり、会計事務に関する話だったり...。

今朝もMacの前に座り、慣れない印刷用データ作りにいそしんでいたら、弟と母が突然やって来て、「お昼にでも食べて」とセサミのパンにソーセージを挟んだホットドッグ、「おやつにでも食べて」と手作りのたいやき、そして「夕飯の時に食べて」とおからを持って来てくれた。
朝の太陽がたっぷりを差し込む仕事場で、のどかな一日のスタート。

師走に入りせわしない日が続くとは言え、やはり外に出て、いろんなものを見て、感じて...といった事をしないとダメですね。

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2011.12.05

帰ってきたぞ。うちのビアンキ。

約一週間修理に出していた愛車が帰って来た。
帰って来たというか、サイクルショップまで妻と取りに行き、帰りに乗って帰って来た。

夏頃から、上り坂を漕いでいる時にペダルの軸のあたりが軋むようになり、さらにはギアチェンジする時にチェーンが外れやすくなっていたのを、騙しだまし乗っていたのだが、後輪がパンクしたのをきっかけにショップに持ち込んだ訳だ。

自転車の無かった約一週間、天気が悪かった日も数日あったので修理に出すタイミングとしては良かったのだが、身体のなまりを感じてしょうがない。
何となく気持ちが急いてしまい、修理完了の連絡を待ちきれずにこちらから催促の電話を入れてしまった。
イタリア製とは言え、見た目はほとんどママチャリの自転車で毎朝保育園まで娘を送って行くだけなのに... サイクルショップでパンクの修理、ギアとチェーンの調整をしてもらい、買った時の締まった乗り心地に戻った自転車で帰って来る時の、冬の北風の気持ち良いこと。
これでまたしばらくは快適なチャリンコライフを楽しめることだろう。

という事で、娘の座るチャイルドシートも少しだけバージョンアップ。
少しでも暖かく柔らかな乗り心地を求めて、シートクッションを付けてみました。

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2011.12.02

やっと、色づきました。

庭のもみじがやっとそれらしく色づきました。
今年はこのまま枯れて葉が落ちてしまうかも... と思っていましたが、やはり自然はきちんと見せてくれます。

秋も終わりに近づいてやっと冷え込みのきつい日が増えて来たからでしょうか。

厳しい冷え込みの後、鮮やかに色付く紅葉みたいに... 自分も色づきたい。
お願いします。色づかせて、プリーズ。

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2011.12.01

パッケージデザイン 〜 さけるチーズのみそ漬 〜

今日、私たちがデザインさせていただいたパッケージの商品が棚に並んだ。

TAMURAYA FINE DELI 「さけるチーズのみそ漬」
想像していたよりも、期待していたよりも良い仕上がりでとても嬉しい。

今回のパッケージも、結構斬新なデザインです。
デザイン案提示の段階では、比較的保守的なデザイン、遊びの入ったデザイン、アバンギャルドなデザインと用意しますが、この「さけるチーズのみそ漬」のデザインは、どちらかというと後者のほうです。

棚に並んだ雰囲気は... 人目を引くと思うし、ショップにおける客層を考えるとなかなかいい感じです。
考えてみたら、先にデザインさせていただいた「みそ漬ふりかけ」のパッケージも、採用になったのは最も遊び心が多かったものだし、「みそ床熟成チーズのみそ漬」でも採用されたのは、ピンク色のベタ面が強いインパクトを与える案でした。

デザインという仕事は、よっぽどの先生でない限り、最終的には発注者であるクライアントの能力以上のものを作るのは難しいと言われます。 という事は、私たちはクライアントに恵まれているという事だと痛感します。能力の高い発注者は、デザイナーから100%以上の能力を引き出す力を持っていると思います。本当に。

そして... デザイナーの表現したい部分を忠実に再現してくれる製作会社にも感謝です。

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