メイン | 2011年1月 »

2010年12月

2010.12.27

2008.4.17 "sc journal" 掲載blog 06

マルチカバー
購入してから3年ちょっと使っているマルチカバー。我が家ではフロアカバーとして活躍しています。
木のフローリングのリビングには、ソファと軽く腰掛けられるようにとオットマンが置いてありますが、床に直接座る機会も意外と多いものです。特に子供が生まれてからは自然と床の上で過ごす時間が増えました。いくら生活のスタイルが変わっても、このあたりはやっぱり日本人だからしょうがない。今になって「畳の部屋も作っておけば良かった」と少しだけ後悔する日々。子供と遊ぶだけでなく、ちょっとゴロっとしたい時にも、畳って気持ちいい。またあの「い草」の香りがどこか懐かしくて…。
という事で畳の無い我が家では、キルティングのフロアカバーの上に座ったり、ゴロっとしたりしている次第です。たまに訪れる友人達も、マルチカバーが敷いてあると何の抵抗もなく床に座れるようです。シンプルな無地を選んだ理由は、床や壁、ソファの色などとのバランスを考えて。また、クッションなどのアイテムに色や柄のあるものを差すのが好きなため。
そうそう、ひとつだけ気を付けたいのは、あくまでキルティングなのでクッション性はそれほど高くないという事。子供用プレイマットのような柔かさが必要な場合は、それらを別に敷くなどしたほうが良いと思います。
四季を通して使えて、汚れが目立って来たら丸めて洗濯機で洗える…。我が家の「さりげなく、良い雑貨」マルチカバー。(うの)

080417

2008.4.9 "sc journal" 掲載blog 05

カジュアルにアートする楽しみ。
仕事柄ということもありますが、家の中に絵やプリントのフレームを飾るのが好きです。
よく欧米の映画を見ていると、マントルピースやライティングデクスの上に、それこそ何代も前からの家族のポートレートが飾ってあったり、階段の踊り場にある広い壁面にモノクロの写真や絵が時にランダムに、時に整然と並べられているのを目にします。そんなシーンに出くわすだけで漠然と「いいな~」と悦に入ってしまうほどなのです。
知り合いの作家さんからプレゼントされたり、まさに清水の舞台から飛び降りるつもり(あくまで庶民レベル...)で購入したいわゆる「作品」を飾ることはひとつの楽しみですが、よりカジュアルに、あまりお金をかけず、でも美しく、その背景にしっかりとストーリーが存在する「自分と家族にとってのアート」を飾ることが一番好きかもしれません。
例えば、価値観やテイストを共にする友人からいただくちょっとした「グラフィカルなプレゼント」。海外旅行のみやげ話しと一緒に「これ泊ったホテルに置いてあったフリーマガジン。なかなかかっこいいでしょ。」といただいた雑誌の表紙を切り取ってフレームに入れてみたり(左上)。「昔、結構空けたんだよね...」と言いながら見せてもらった、恐らく自分では口にする事のないであろう、シャトー・ムートン・ロートシルトのエティケット(ラベル)の中から2枚ほど頂戴し、フレームに入れた一枚(右上)。季節の挨拶として温かなメッセージと共に送られて来た藤田嗣治のポストカード(左下)。そして、最初の結婚記念日に味わったワインのエティケット(右下)。
ポストカードでも、ただフレームに入れるだけでなくマウントをしたり、元が高級なワインのエティケットであれば少しだけデコラティブなフレームに入れてみたり、グラフィカルな雑誌の切抜きであればフレームのサイズをぴったりと合わせてカジュアル&スマートなイメージに....などなど。そしてそれらを居間に飾ったり、キッチンの壁に掛けたり、洗面台の脇に立てかけておいたりすることで、毎日の生活の中でふとした時に目にとまり、イメージをやりとりした時の情景が楽しい時間として思い出されるのです。
と、こんな趣味のために普段からフレーム類には敏感に反応してしまう自分。次は Studio Clipのフォトフレームでも試してみようと考えている次第です。(うの)

080409

2008.4.2 "sc journal" 掲載blog 04

bol
いわゆるカフェオレボウルの事をフランスでは「bol」(英:bowl)と呼ぶらしいです。
その丸みのある、手のひらにすっぽりと納まる形が見た目にも心地良く、我が家でもいつくか愛用しています。
日本では「カフェ・オレ」という名称が付くためにいかにも「カフェ・オレ」を飲むための器という印象がありますが、個人的には、実際にこの「bol」でカフェ・オレを飲む姿またはカフェ・オレを出される場面にほとんど出くわした事がありません。では、日本人の暮らしの中でどのような位置付けにあるのでしょうか...この愛らしい「bol」達。
余談ですが、食器棚を見ていて気付いたのですが、この「bol」、我が家で愛用している深川製磁の「小丼」に形の印象が結構似ています。シルエットだけでなく、時に手で持って口に運ぶといった、使用に関わる動作も似ています。そもそも日本人にとって、馴染みのある形状というか、存在感...。そんなところに、フランスからやって来た「bol」が日本人に受けられやすい理由があるのでしょうか。(bolに関して興味のある方は、山本ゆりこ著「Le Bol カフェオレボウル」RIKUYOSHA発行をご覧下さい。美しい写真とともにカフェオレボウルについてかなり詳しく書かれています。)
このbol達、我が家でも時と場合によって様々な使われ方をしています。例えば、家族(特に子供達)が集まる時は、輸入もののチョコレート(サッカーボールとか、スポーツカーとか、コインなどカラフルなフォイルで包んであるもの)をごっそりと買って来て入れておいたり、水をはって庭で摘んだ草花を挿してみたり、あまり見られたくないものを入れて本棚の上の方に飾るように置いてあったり...。食器という枠にとらわれず、暮らしのあらゆる場面で「雑貨らしさ」を振りまく「可能性と創造性を秘めたマルチなアイテム」なんですね。
小さい写真のbolは、Studio Clipのスタッフがパリの蚤の市で購入し、運搬の途中で残念にも壊れてしまったものを譲り受け、接着剤でピースを貼り合わせ、底に穴を明けて植木鉢として使っています。いくつかあるプランターや植木鉢の中でも一番のお気に入りです。(うの)

080402a_3


080402b_2

2008.3.26 "sc journal" 掲載blog 03

ガーデンで春を感じる
「3月になって気候が穏やかになっても、いわゆる「寒の戻り」があるとせっかく植えた花がダメになってしまう事もあります。でもお彼岸を過ぎればよほどの事が無ければ大丈夫ですよ。」という馴染みのガーデニングショップのスタッフの言葉もあり、お彼岸の明ける頃、我が家の庭にも花を植えました。
いつでも植えられるように、と土だけは整えておいた花壇に、春らしい、さりげなく可愛らしさの雰囲気を発してくれるビオラやマーガレットなどを植え、それらの間を埋めるように少し雰囲気の違うアルメリアやアジュガ、そしてムスカリ…。それはそれで健康的な印象だった「土」の焦げ茶色の面が今では淡い色彩で溢れています。この時期はいいですね。一年のうちでもそう長くは続かない、心から「気持いい」と思える季節。
花壇の奥にはオリーブの樹が2本植わっています。このオリーブの樹は、何を隠そうStudio Clipの影響です。前橋店のガーデンにあるオリーブの樹にあこがれて自分たちでも植えてみました。水はけの良い土地を好むオリーブが我が家の‘粘土質+肥沃な黒土’でちゃんと育つか心配でしたが、少しずつ、着実に成長してくれています。落葉種ばかりで冬にはまったくもって寂しくなってしまう庭の一角をいつも緑に保ってくれる大切な存在です。
冬の間は存在感を消していたタイムやラベンダーも緑に色づき、やがて花が咲き…、庭らしい賑わいが戻ってきます。そんな中でガーデンテーブルの代わりにちょっとカップを置いたりしている木製の箱、これもStudio Clipで購入したなにげない優れもの。買って来た花の鉢を入れておいたり、無造作に置いておくだけでもなかなか良い絵になってくれる。風合いのある雑貨が大切な空間に「雰囲気」という演出を加えてくれます。(うの)

080326

2008.3.19 "sc journal" 掲載blog 02

マグ
マグに“たっぷり”と注がれる温かいコーヒーやミルクティーから立ちのぼる湯気。
いつもより肌寒く感じる日に両手で持ち、少し肩をすぼめて、脇をしめて.... 手のひらから伝わってくる温もり。
友からのプレゼントであればその人を思い出し、お気に入りの絵柄やメッセージであればその当時の自分の好みや想いに思わずにんまりとし、長く使いたいから...とお店で“じっくり”吟味した楽しい時間を思い出す。
暖かい季節になって涼しげなグラスが多用されるようになっても、本当に体にやさしいのはマグで飲む“たっぷり”とした温かい飲み物。
食後のコーヒーを飲む時だったり、仕事の合間にひと息つく時だったり、マグを手にする時はいつもどこかリラックスしているためか、私にとってマグには「憩いの時」といったイメージがあります。また、食器棚にあるマグを見ることで、暮らしやモノに対する自分の好みやスタイルの変遷が見て取れるのも楽しい。例えば、購入した順番で言うと、写真の左奥にある白くてふちにネイビーの柄があるものは、もう何年前になるか思い出せませんが、新宿のOZONEにコンランショップが出来た当時に買ったマグ。少し形のちがうものとペアで買い長く使いました。ペアのもう片方は何年か前に割ってしまいました。右奥にある白いマグはStudio Clipのお店で(当時扱いのあった)購入したAPILCO。白磁独特の白と底から見ると12角形になっている形がシンプルかつ洗練されていて気に入っています。次に買ったのが手前左にあるロイヤルコペンハーゲンのカップ。「基本的に円筒形で把手がついているもの」がマグの定義だとすると、厳密に言えばマグではありませんが、日常使いしているカップです。このカップ、実は中空になっていて把手が無くても熱さが直接伝わって来ないんです。悩みに悩んで購入したアイテムでとても大切に使っています。「ボールドでいわゆるマグらしい存在感のマグが欲しい」と思い立って買ったのが中央の赤いマグ。ドイツのWAECHTERSBASH(ベヒタフバッハ)とうメーカーのものです。肉厚な陶器にソリッドなカラーリングが施されていて「いかにも...」と言った存在感に一目惚れして、赤と黒の2色を買ったのですが、ふた月ほど前、棚から取ろうとして手が滑って...「黒」を失ってしまいました。残念。そして、ネットで購入し、つい先日届いたのが一番手前にあるEMILE HENRY(エミール・アンリ)のトラディッショナルマグ。「グリーン(娘をイメージして)」、「オーベルジン(いわゆる茄子のような紫色)」そして「オレンジ(ブルゴーニュの太陽のような)」の3色を購入。
とりあえずカップならなんでもいいから...。 そんな風には思えなくなる、それぞれに存在感がありPROFILEを持ったマグ達。
そう。改めて見回してみると、自分の身の回りにあるモノ(雑貨や服、暮らしや趣味の道具...)のなかで、気に入って長く使っているものにはそれぞれちゃんとプロフィールがあることに気付きました。そのプロフィールが気に入って購入したもの、購入してから、もしくは他人の手を介して自分のところにやって来てからプロフィールを持ったもの...。そして、それらを使う自分のプロフィールは...。
と、こんな事を考えながら、お気に入りのマグで飲むコーヒー...。 あー楽しい。(うの)

080319

2008.3.3 "sc journal" 掲載blog 01

リネンのキッチンクロス
あらためて「雑貨のある暮らし」という言葉をテーマに自分の身のまわりを見た時、一番先に思い付き、まさに手にしていたのが「リトアニアリネンのキッチンクロス」。
赤のチェック柄、青のチェック柄、グリーンと生成りのツートン、ブラウンと生成りのツートンの4枚を購入し、とっかえひっかえ毎日、かれこれ5年間使っています。使い始めは麻独特の繊維の張り、というかコシがあったものが、洗濯するにしたがって柔らかくなっていき、ありきたりかもしれませんが、「使うごとに手に馴染む」という表現がぴったりの状態になりました。でも、今でもリネンの「張り」も楽しみたい私は、乾燥機付き全自動洗濯機の脱水の後、乾燥に入る前にはクロスを洗濯機から取り出し、手でシワをのばして自然乾燥をさせています。こうすると、乾いたリネンにちょうどいい張りが出て、いかにも「これからどんどん水分吸いますよ...」とクロスが言っているような気がするからです。
丁寧に洗ったお気に入りのマグカップやプレート、グラスを拭く時の感覚は、リネンを使ってしまうと他の布は使えなくなってしまうほど。でも、そんな機能的な面だけでなく、リネンクロスのすばらしいところは、食器の下に敷いてあるだけで、畳んでおいてあるだけで「絵」になってしまうところ。思わず「あー、いいなー」と、ちょっと気持を豊かにしてくれるところにあるのです。
我が家のキッチンをさりげなく、雑貨らしい空気で満たしてくれるリネンのクロス。このクロスとはあと何年一緒に過ごせるだろう...。
きちんとした素材感。たった一枚のクロスでも素性のしっかりとしたものとは気持よく、長くつき合えるものなのだな...と感じます。(うの)

080303_4