モノ・道具 Feed

2011.08.31

テクノロジーの恩恵

Fritz Hansen に続き、壊れたシリーズ!! なんてイヤですね。
特に、好きで長く使っているものならなおさらの事。

でも、壊れてしまったのです。 大切な我が家の足、クルマが。
先日、打ち合わせに向かっている途中に始まった異音がひどくなり、馴染みのクルマ屋さんに診てもらったところ、パワステオイル不足もしくは、パワステ部分のモーター故障との事。
パワステオイルを入れ替えたところ、一時的に異音が収まったように感じ、そのまま乗りながら様子を見る事になりました。
しかしやっぱり音が。走っている自分のクルマのすぐ横で、誰かが刈払機で草を刈り続けているような音。
ちょっと恥ずかしいなー、と思っていたところ音がやみ... と同時にハンドルが重ーくなりまして。
交差点にさしかかる度に「うっ!」車庫入れになると「うがっ!うっしゃー!」と変なかけ声をかけながら...。

私が運転免許を取得した28年前はまだパワーステアリングではないクルマも結構走っていた記憶があり、ちょっと調べてみたところ、トヨタカローラがパワステになったのが1983年とありました。まさに私が免許を取得した年です。その資料によると、1972年位から自家用車のFF化が始まり、カローラがパワステになったのもFF化がきっかけだったそうです。

「私も運転してみたい。ハンドルの重いクルマ。」と言っていた妻は、ガレージから出しただけで「私には無理。」とギブアップしていました。

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2011.08.26

Fritz Hansen が壊れた。

リビングのソファ、ダイニングのテーブル、そして仕事場のデスク、椅子... 新しい場所に移る時の大きな楽しみの一つとして家具選びがあります。
住宅と仕事場を兼ねている我が家では、恐らく一日のうちで一番長く座っているであろう椅子、仕事場の椅子にこだわる事にしました。そこで、南青山のFritz Hansenのショールームに赴き選んだのがこの椅子です。
北欧デザインらしいシンプルな存在感と座り心地の良さ。 妻がネイビー、私がチャコールグレーと、それぞれ張ってある布の色を選択し、毎日愛用して約7年経ちます。
そして2日前、いつものように腰掛け、背もたれに体重をかけて伸びをした時に「ガキッ」というか「バリッ」という音とともに壊れてしまいました。 普通に座っている分には問題無いのですが、背もたれに負担がかかるといけません。背もたれ調整ノブも動かなくなりました。
妻いわく、原因は私の普段からの座り方にあったようです。左足だけを椅子の上であぐらを組むように乗せる事で、重心が常に左に傾き、その状態で伸びをしたりして背もたれに負担をかけていた為との推測です。ようは姿勢が悪い。そう言われてみれば、ここしばらく、軸がガタガタと揺れていました。 妻の椅子は何の問題も無いのに。
修理は出来るのか出来ないのか、出来るとしたらコストはどのくらいかかるのか、問い合わせてみようと思います。
いっその事、バランスボールの上にでも座って仕事をした方が良いのかも。 残念。

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2011.08.25

GLOBAL ペティナイフ

日々の暮らしの中には、こだわりを持って使っているもの、何故か愛着を感じてずーっと使っているもの、「次もまたこれにしよう」または「これにして良かった」と思わせるものなど、モノと自分の間に特別なボンディングのようなものを感じる時があります。
フォルムであったり、機能であったり、大切な人からのプレゼントだったり... ボンディングを築く要素はいろいろありますが、そんなモノとの出会いはとても嬉しく、また、自分が人にあげたモノが、その人との間にボンディングを築いてくれたら、それはそれでまたとても喜ばしいことだと思います。
先日、ある友人から「あの時もらったやつ、こんな風になったよ。」と見せていただいたのは、もう何年も前にプレゼントした「リネンのクロス」でした。たしか、赤だか青のチェック、もしくはストライプが入っていたはずのクロスは、何百回もプレートやグラスを拭いているうちに、チェックやストライプが消えて真っ白くなっていました。

我が家で愛用している「GLOBAL ペティナイフ」。
このナイフと出会ってからは、もうこれ一筋です。切れ味の良さに関してはあえて触れる必要もないでしょう。新潟県燕市の吉田金属工業の代表作です。
うちがこのナイフを気に入っている理由は、その優れた機能性と手軽さです。
まるで“自分の手刀で食材を切っているような感覚”とでも言いましょうか。普通の家庭での調理なら、全てこれ一本で済んでしまいます。以前同じGLOBALの「牛刀」も購入しましたが、こちらの出番は年に一回、毎年暮れに妻の実家から届けられるお餅を切るのに使っています。

キッチンの引き出しから サッとだして、少し眺め、シャシャシャッと切って、サーッと洗って、やっぱりいいわとつぶやきまたサッと仕舞う。 主に使っているのは妻ですが。彼女もこのナイフの存在感にはいつも関心しています。

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