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2011.08.25

GLOBAL ペティナイフ

日々の暮らしの中には、こだわりを持って使っているもの、何故か愛着を感じてずーっと使っているもの、「次もまたこれにしよう」または「これにして良かった」と思わせるものなど、モノと自分の間に特別なボンディングのようなものを感じる時があります。
フォルムであったり、機能であったり、大切な人からのプレゼントだったり... ボンディングを築く要素はいろいろありますが、そんなモノとの出会いはとても嬉しく、また、自分が人にあげたモノが、その人との間にボンディングを築いてくれたら、それはそれでまたとても喜ばしいことだと思います。
先日、ある友人から「あの時もらったやつ、こんな風になったよ。」と見せていただいたのは、もう何年も前にプレゼントした「リネンのクロス」でした。たしか、赤だか青のチェック、もしくはストライプが入っていたはずのクロスは、何百回もプレートやグラスを拭いているうちに、チェックやストライプが消えて真っ白くなっていました。

我が家で愛用している「GLOBAL ペティナイフ」。
このナイフと出会ってからは、もうこれ一筋です。切れ味の良さに関してはあえて触れる必要もないでしょう。新潟県燕市の吉田金属工業の代表作です。
うちがこのナイフを気に入っている理由は、その優れた機能性と手軽さです。
まるで“自分の手刀で食材を切っているような感覚”とでも言いましょうか。普通の家庭での調理なら、全てこれ一本で済んでしまいます。以前同じGLOBALの「牛刀」も購入しましたが、こちらの出番は年に一回、毎年暮れに妻の実家から届けられるお餅を切るのに使っています。

キッチンの引き出しから サッとだして、少し眺め、シャシャシャッと切って、サーッと洗って、やっぱりいいわとつぶやきまたサッと仕舞う。 主に使っているのは妻ですが。彼女もこのナイフの存在感にはいつも関心しています。

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