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2010.12.27

2009.4.10 "sc journal" 掲載blog 45

それぞれの美しさ。
今年の春は「すごい」。花の盛りに雨らしい雨も降らず、強風も吹かず。
今も、仕事をしながら視線を窓に移すと、視界の約30%を満開の桜が占め、その他たくさんの草花、木々の緑...。
まさに「ため息が出るほどの...」美しい風景に囲まれている。しかもそんな状態が数日続いている。
しかし、ふと冷静に考えると、今はその際立った花の鮮やかさに気持ちが集中してしまいがちだが、夏が来れば入道雲のかたちや夕立ちの音に心が動き、秋は秋で、高い空や葉の色づきに感動し、冬になれば、その寒々とした枯れ具合に違った美しさを見いだすのである。(ただ正直なところ最近の盛夏はちょっときつい... 。)
このチューリップは、2月28日の記事「Signs of Presence...」の時には芽が出たばかりだったもの。
家の北側、気持ちよい日の光がほとんど当たらない所に植えられているクリスマスローズ。通りがかりの人の「花を咲かせるのってむずかしらしいですね。」という言葉を尻目に、今年も見事な花を咲かせてくれている。一鉢たしか840円くらいのものを無造作に植え、1年に1回くらい、思いついた時に元肥をパラパラ撒いているだけなのに。ありがたい。
今日一番の感動。家の西側、塀と家の間の伊勢砂利をしいた狭いスペースに、ここ数日目立ってきた雑草を抜いていた時に見つけた、数本のビオラ。
風で種が飛んできたのか... 、カタバミや他の雑草に混ざって、直径3センチほどの可憐な紫の花をしっかりと太陽に向けて咲かせていた。
多くの人を楽しませる見事な桜も良いけれど、日陰に咲くクリスマスローズも、人知れずひっそりと咲く小さなビオラも、それぞれに最高に美しい。
「鈴と小鳥とそれからわたーし。みんな違ってみーんないいー。」 ふと、教育番組「にほんごであそぼ」で、konishiki演じるコニちゃんが子供達と歌う曲を思い出した。そうそう、この「にほんごであそぼ」のグラフィク。これもまたすばらしい。(うの)

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