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2010.12.27

2009.2.28 "sc journal" 掲載blog 40

Signs of Presence... 「春」
仕事中、窓越しに見る庭の花壇に雑草が生えはじめてきたので、時間の空いた時に草むしりをした。すると、ちょっと見ない間に、去年の暮れに植えた球根が芽吹き、肉厚のしっかりとした葉が顔を出しているではないか!。中にはすでに可憐な白い花を咲かせているものまであって... 、驚き、喜び、ささやかな感動を覚えた。
「春の息吹」。英語だと "sign of presense" という言い方があるらしい。
存在のしるし。和英辞典(英和も同じ)から引きだす言葉は、得てして、実際にはちんぷんかんぷんの場合が多い。でもこの言葉はちょっと良い感じがする。今はとても便利な時代で、例えば、googleで"sign of presence"と入力し検索すると、実際の文章の中でどのように使われているかを見る事ができる。
どうもこのフレーズは「神の存在」とか「目に見えない力の存在」とか、少し宗教的に使われる事が多いようだ。でも、ここは日本。「八百万の神」の国。「全てのものに神が宿る」と考えれば、私が春を迎える庭で感じたのは、まさにたたくさんの「存在の印」なのである。
では、例えば冬の間はどうなのかというと、以前このブログでも触れさせてもらった「冬枯れした蔦」や「青い炎」、こういったもの達からも、しっかりと"sign of presence"を感じる。
日々、身近にある "signs of presence" を意識する事は、自分の暮らしをより慈しみ、良く生きる事につながるのではないだろうか... と思った。(うの)

090228