2008.10.31 "sc journal" 掲載blog 31
オリーヴ...
久しぶりにSTUDIO CLIP前橋店を訪れると、店の西側に植わっているオリーヴの木に実がなっているのを発見した。
この季節、いたるところで鈴生りになっている’柿’と違って、オリーヴの実は発見すること自体にちょっとした感動を覚える。
STUDIO CLIP前橋店は、川原町という地名を見てもわかるように、もともとは、近くを流れる坂東太郎こと利根川の川べりの原っぱだったと思われ(素人の勝手な思い込み)、非常に水はけが良くかつ肥沃な土地にある。イコール、オリーヴやラベンダーなど、比較的ドライな環境を好む植物の栽培には適しているのである。と思う。
我が家の庭にもオリーヴが2本植わっているのだが、もともとが水はけの悪い粘土質なうえに、庭の土は造園会社自慢の「地元名峰赤城山の黒土」。確かにじゃがいもとか大根とかは良く育ちそうなのだが...、自分達が何を植えたいかを事前に説明しなかった事が悔やまれる。
そんな庭に、ジムニーの屋根にくくり付けて運び込んだ1メートルくらいの苗木を植えたのが3年ほど前、STUDIO CLIP前橋店のものほどエネルギッシュではないものの、今では2メートルくらいまで育ち、植えた翌年には「実」もつけてくれた、けなげな奴。
花壇の土も、自分達なりに腐葉土や培養土、バークなどを梳きこんだ事で、「それほど水はけの悪くない土」程度まで改善され、季節になるとラベンダーやタイムがたくさんの花を咲かせる’結構ナイス’な庭になってきている。
これから冬を迎え、アースカラーで覆われる我が家の庭で、唯一、弱々しいながらグリーンを保ってくれる可愛い奴... オリーヴなのである。(うの)