« 嬉しい心配り | メイン | 予備室ふたたび。 »

2007年12月14日 (金)

すごいぞ、4人組。

私の両親と2人の叔母(母の妹)の4人が先日「放浪の旅」に行って来た。とは言ってもバックパックを背負って何日も...という訳ではなく、漠然とした目的地だけを決めJRが出している「青春18きっぷ」を使って普通電車での小旅行に行ってきたのである。息子としてもどこに泊って、何泊して来るのかも知らされておらず、でも日頃から行動を共にしている4人組での珍道中を静観し、みやげ話を楽しみにしていた。それにしても最年長の私の母(71才)を筆頭に「なにが青春18きっぷだ」と言いたいところだが、このシステムはまさに両親の世代のためにあるのかもしれない。
彼らの放浪の旅は結局1泊と半分くらいのものだったが、内容的にはなかなか濃い(いつも)ものだったようだ。早朝に出発し、初日は名古屋(ちなみにスタート地点は高崎駅である)泊り。中部の都会を満喫し、これまたにぎやかなレストラン街でそれぞれが食べたいものを食べたらしい。母と那華子叔母が「みそかつ」、父がひとりで「ひつまぶし」(大のうなぎ好き)、政子叔母が「きしめん」(超がつくほどの麺好き、自分で蕎麦、うどんを打つ)を食し、政子叔母にいたっては「もう一度食べてくるから待ってて」とまさかの二度食いをしたらしい。すごい。(後日談として、父に「ひつまぶし」の感想を聞いたところ、はっきり言って「いまいち」だったらしい。)
翌日は横浜経由で浅草に向かい、一番の楽しみにしていたジャズのコンサートを聞き、夜中のうちに高崎に帰ってきたらしい。実際に過ごした時間の何倍ものみやげ話を持って帰ってくるのは、いつも思う事だが、すごいと思う。
なんと今年中(とは言ってもあと2週間しかなく、ふつう年の瀬はなにかと忙しいはずなのだが...)にもう一度ジャズを聞きに行きたいと言っているし、叔母達は「東京に住みたい」などと言っていたと妻に聞いた。すごい。
それにしても、こんな時間が過ごせる事はすばらしい事だと思う。自分たちで企画する楽しさ、お金の使い方(たっぷり使う部分と控える部分)にもめりはりを持たせ、体全体、五感全部を使って楽しんでいる姿は見ていて気持いい。
両親の世代にとっては、遠い先の夢ではなく、数日後、数週間後にたくさんの楽しみを持って暮らす事がエネルギーになっているような気がする。

今日はクライアントの「みそ漬のたむらや」での打ち合せに妻とフイユを連れて行った。
社長と営業本部長(素敵なご夫婦)にフイユを見てもらいたく「今日がチャンス」と連れて行ったのだが、サプライズにお二人ともとても喜んでくださった。お騒がせしました。

071214

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.kazelog.jp/t/trackback/307963/10836294

すごいぞ、4人組。を参照しているブログ:

コメント

コメントを投稿

最近のトラックバック

Powered by Six Apart