嬉しい心配り
ここのところ毎週木曜日の午後はクライアント(食品メーカー)の店舗でメニューの撮影をしている。
1回で3点ほど撮影するのだが、発注者(T社副会長)と料理にあうクロス、マット、食器などを選び、料理を盛り、レイアウトを考え、だいたい決まったところで最終的な料理チェック、手直し、必要に応じて作り直しなどをしていると結構時間がかかるのである。それでも回を重ねるごとにコツとリズムをつかみ、副会長を筆頭に制作スタッフ、厨房スタッフとなかなか動きに無駄が無くなってきた。
前回の撮影では、料理を作るタイミング等が遅れ少し遅くまでかかってしまった。そんな時、我が家では妻がフイユと二人では食事もままならず、結局私の帰りを待つ事になる。そんな事情を知っているかのように、副会長がいろいろと気を使ってくれる。「早く終わらせて清水さんを娘さんのところに帰してあげないと...」とがんばってくれるのである。
今日撮った写真をノートパソコンで確認している私の後ろ姿を見て「清水さんの娘さんはマリナちゃんでしたっけ?」と突然聞くから、「いいえフイユです。」と答えた。なぜ「マリナ」なのかというと、今日私が着ていたのがイタリア海軍のジャージで、背中に大きくMARINA、改行して小さくMILITAREと刺繍がしてあったのだ。
私は十分にバカ親ですけど、背中に娘の名前を刺繍したジャージは着れません。副会長。
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