脳のはなし+磯部煎餅
今日、車の中で聞いていたNHKラジオで脳の話しをしていた。
人間が物事を脳に記録、保存しそして出力する機能をコンピュータにたとえて...メモリーの部分が物事を記録する(記名という表現をしていた)が脳でいうところの「海馬」。海馬に記名された物事を保存するいわゆるハードディスクの部分が「側頭葉」そして保存されている物事を思い出すという行為が出力になるということだ。問題は本を読んだり、映画を見たり、他人と会話する中で「記名」されている事柄をいかに側頭葉に保存させるかだが、これは、海馬に何度も記名される事で側頭葉に保存されるらしい。一度記名しただけでは消されてしまうが、1ヶ月くらいの間に何度か記名されれば大丈夫らしい。その他にも「エピソード記憶」に関する話しなど、とても興味深い。
脳の話しでは、VISAカードが発行している雑誌に連載されているコラムも毎回面白く読んでいる。一番印象に残っているのは「心が痛い」の「痛い」と物理的な「痛み」との関係の話し。かいつまんで言うと、まず3人の被験者が一つのボールを互いに投げ合う遊びをさせる。そのうちに、3人のうちの2人が残りの1人を無視して2人だけでボール遊びを始めるという実験だ。この時、無視された1人は強烈な疎外感を感じ、いわゆる「心が痛む」訳である。その時に脳に現れる反応、というか反応が現れる脳の位置が、肉体的・物理的な痛みを感じた時と同じ場所だというのである。従って、「心が痛む」という表現は感情的な表現だけでなく、脳がちゃんと「痛い」と感じている。という話だ。うーん面白い。
そんなこんだで、「脳の話しって面白い」と思い、有名な茂木健一郎氏の著書を買ってみたのだが...ちょっと難しすぎて最後まで読めなかった。ちょっと心が痛かった。
今日のはじめて:
・今日フイユが「磯部煎餅」(お茶で湿らせて)を食べた。
・この冬はじめてアラジンのブルーフレームに火を入れた。石油ストーブの燃えるにおい、やかんのお湯が沸騰する音。冬を感じ「ほんわか」した気持になった。デスクに座っているより、アラジンの傍で背中をむけ、熱を感じながら立っているほうが良いアイデアが浮かぶかもしれない。(そうそう、先日井田氏も言っていた。そもそも人は立っているほうが何かにつけて良いらしい。)そうそう、膝は第2の心臓とも言われ、歩いたりして動かす事で脳への血の巡りが活溌になるとも聞いた事がある。 では。
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