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2007年12月 8日 (土)

「慣れ」という落とし穴

「慣れ」は怖い。ちょっとした失敗や不注意によるアクシデントが起こる原因として「慣れ」がある。いや、「慣れ」ることで散漫になりがちな気持を「ちょっとした失敗」でシメてくれているのかもしれない。「こら、ちょっと慣れて来てるぞ、初心に戻って注意深くしなさい」という天からの声なのかもしれない。「慣れ」ることで気が緩む。慣れとは異なるが、よく山登りでの事故の多くが下山中に起こる、と言われるのも、登りに比べて、山頂を極めた後の下りは少し気が緩んでしまうからだろう。
なぜこんな事を書いたかというと、今朝、オペルワゴンを我が家のガレージの壁にこすってしまったのである。壁、車ともダメージはそれほどひどくなかったのだが、それはそれは朝からかなり凹む出来事であった。
我が家のガレージは2台の車を縦に並べて止めるようになっている。今日の午前中は、お世話になっている桜井弘夫さんの個展(油絵)を見に行く予定になっていたので車を洗う事にした。奥に止めておいたグランドチェロキーを出すためにまずオペルワゴンを出し、2台の車を家の前においたままチェロキーだけを簡単に洗車した。そして、今日は使用しないオペルワゴンをガレージに入れようとした時...、助手席側の壁ギリギリに止めようとして目測をあやまってこすってしまったのである。
あ〜あ。いつものようにしていたつもりなのだが、恐らくいつもギリギリのところで接触しなかっただけで、「結構余裕」なんて思っていたのは自分だけなのだ。きっと。

いつもより慎重な運転で着いた展覧会場は、UNO ASSOCIATESが以前デザインの仕事をいただいていた一部上場企業のギャラリーだった。午前中だったため作家の桜井さんはまだ会場に来ていなかったが、仕事をしていた頃お世話になった担当者K氏に合う事ができ、昔話にちょっとだけ花が咲き、コーヒーまで入れていただいた。
桜井さんの作品は「尾瀬」を描いた作品数十点が殆どの壁面を使って飾られており、独特の奥行きの中で表現されている沼や湿原、木々、水、空などが抽象的でありながらも「季節」や「懐かしさ」を感じさせる、とてもすばらし展覧会になっていた。フイユの目にもまた生まれてはじめての体験として、新鮮に映ったに違いない。

071208

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