ブランドネーム
今日は一日中ブランドネームを考えていた。いや、考えていたということであれば、ここ数日頭の中で長い助走を走っていたのであって、今日はそれをまとめる作業にとりかかったのである。
ある分野の服飾雑貨においては日本一売り上げる企業が展開する新しいブランドのネーミングである。
私の頭から絞りでる分だけでは不十分の可能性があるので、知り合いのコピーライターの方にも発案をお願いした。数分前にプロジェクト統括をされている方より連絡があり、とりあえず私が考えた分の案だけをpdfのファイルにしてメールで送った。今10:30pm、コピーライターさんからの案が届き次第それらをまとめ、再度統括氏に送らなければならない。出来れば日付が変わる前に送りたいと願う。
こういった「ブランドネーム」を考える仕事をたまにする。たいていはロゴマークのデザインも含めてV.I.(ヴィジュアル・アイデンティティ)という形で納品する。仕事をさせてもらっておいて...と思うかもしれないが、こと「ブランドネーム」においては、開発担当サイドが明確なヴィションや想い(コンセプト)、その分野における深い知識や語彙を持ち合わせている場合は、担当者もしくはその企業のトップがブランドに名前を与えるのが一番良いのである。まさにバーンド(BURNED=ブランドの語源)、名前がしっかりと「焼き付く」のである。良くも悪くもこだわりを持って使い続けられるのである。
私達デザインを担当するものやコピーライターは、クライアントの想いの部分をより豊富な(?)ボキャブラリーやリテラシーでフォローする訳だが、そういった場合でも担当者の強い想いが伝わって来ないとこれ、非常な難産になる。
さて、今回はどのようにまとまって行くのであろうか。どうも担当者サイドからの明確なヴィションは提示されておらず、統括氏はかなり手こずっている様子である。でもこの統括氏、かなり実績とパワーがある方なので、最後は力技にもっていってでもうまくまとめると読んでいる。でないと困る。
今日のフイユ...。そうそう、ブランドに名前を付けるのは自分の子供に名前を付ける行為と良く似ていると思う。
自分で「こういう名前にしたい」と強く想い、こだわって付けた名前であれば絶対に、その名前を纏う子供はいつまでも、いつまでも可愛いのだ。たとえ成長のプロセスにおいてちょっと踏み外してしまったとしても。責任を持ってフォローしてあげたいと思うに決まっている。
はい、今日のフイユは...妻と私にはもちろん。おじいちゃんおばあちゃん、大叔母達にも元気と笑いを振りまいていた。
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