かねてより懸案となっていた木製ベランダの塗装に着手しました。
ここ3〜4年ほど気になって仕方が無かった木の劣化。
特に、雨に晒され強い紫外線を浴びる南及び南東部分の劣化が目立っていました。
実際に塗装業者に見てもらい、見積依頼も何度かした事がありますが、
とても高額になってしまうか、見積そのものをもらえないという状態でした。
その理由は... 木の劣化がひどく、木そのものを取り替える必要があるという訳ではなく、L字型の我が家の南側と東側全体に、時に建物に対して斜めに走るそのスノコ状のデザインにあります。
建物とのバランス、特徴的なディテールとしてはとても気に入っているのですが、塗り直そうとすると、単純に「手間がかかり過ぎる」のです。
もうこうなったら自分達で塗るしかない。
そう思って、建築の際にお世話になった知人の設計士の方に相談し、塗料(ステイン)を注文をしてもらったのが去年の事。
塗料が届けばモチベーションも上がるだろう、と思ったものの、スノコを見ると気が遠のくばかりでした。
「完璧にしようと思ったら無理。とりあえず見える部分だけでも、塗りやすいところだけでも...。」という適確なアドバイスを受けて、目に付くところから始めました。
まだ「ようやく先が見えて来たところ」ですが、塗ったところは上々に奇麗です。
年を経て、良く言えば風合いを増して来た木にステインの塗料が染み込んで... なかなか良い感じです。
塗り始めて良かった。 ありがとう、あきもとさん。