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2010.12.27

2008.8.7 "sc journal" 掲載blog 21

「季節感」を取り込む。
リアルな夏を体験したいと思い、カヤック乗りに行って来た。
仕事仲間のフォトグラファーの方と一緒に、たまたま実家にお泊りに来ていた甥っ子(小2)を連れて...。
モーターボートや足こぎボートで賑わう観光地の湖から少し離れたさほど大きくない湖は、週末なのにとても静かで湖面は私達の2艇で貸切りだった。
標高約1300メートルの気温は25度くらい。灼熱の下界に比べ約10度は低く、時折りモヤがただよう湖面をすべるように進むカヤックの上で(漕ぐのはもっぱら前に座った甥っ子にまかせて)至極の時間を過ごした。
浅瀬に見える水中を泳ぐたくさんの小魚に喜び、水面上にせり出す木の枝から落ちるまだ幼い蝉を手ですくい枝に戻してやったりと、自然を相手に夢中になる甥っ子にとっては「夏の思い出=絵日記のネタ」となった事だろう。そして自分にとっては、ボーッとした心地よい時間と共に「リアルな季節感」として潜在意識の中に取り込まれ、いつかどこかで、何かの「ネタ」になってくれる事だろう。
その他、「季節感」というより「目と心の肥やし」として、8月30日からbunkamuraザ・ミュージアムで開催される「ジョン・エヴァレット・ミレー展」に「オフィーリア」を見に行きたい。(テート・ブリテンで何度か見たことのある作品。なつかしさもあるが、緻密な自然描写と水に浮かぶオフィーリアの姿が何度見ても衝撃的。)そして東京都美術館にフェルメールも見に行きたい(あまりにもメジャーなのだが、映画「真珠の耳飾の少女」の印象が良くて、背中を押されて...)。 BUT... 混雑する美術館が何よりも苦手な自分にとっては「よし行くぞ」と思い立つまでが大変なのである。 んー でもやっぱり見ておきたい。(うの)

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