お城 FOR SALE
あるクライアントからの要望で「フランスの家」の画像を集めている。
フランスへ行った際に買って来た雑誌や、人からいただいた雑誌、いつか使えるかも...と買っておいた書籍などをパラパラと見ていたのだが、意外なところに使える情報ソースがある事に気が付いた。
それはネットをビジネスに活用している現地の不動産業者である。とは言ってもフランス語はまったくわからないので、フランスの物件を扱っているイギリスの不動産業者をYAHOO UKで探してみた。そしたら面白い面白い。数百件におよぶ物件についてのロケーションはもちろんの事、建物の外観写真、内部写真、説明のテキスト、プライスなどの情報が載っているのだが、何が面白いって、中には想像を絶するような物件が多々あるのだ。「いくら日本で金持ちって言ったって、欧米に比べたらたいしたことないよ...」の言葉どおりである。プール付き物件なんてまるっきりたいした事なく、中には湖付きとか厩舎付きとか...。とにかく一番笑えた物件の画像を掲載しておこう。そう、日本で言ったら『松本城 FOR SALE』てな感じ...かな?
こんな物件が売りに出ている事も驚きだが、『この物件興味あるな〜、買っちゃおうかな〜』などと検討しちゃうかもしれない人が居る、ということが何よりも驚きであり、思わず笑ってしまうのである。ちなみにこのシャトーにはチャペルも付いているらしい。
大分前になるが、確か日本の芸能人がスコットランドのお城を日本に持って来てテーマパークにしようとして失敗した事があった(ような気がする。間違っていたらすみません)。
さもありなん。そもそも生き方のコンセプトが違うのである。バブルマネーで「これ買えるんじゃん?」「そのうえ小銭稼げるじゃん?」などとせこく、うすっぺらい考えで買えるような’城’物ではないのである。
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