結局見えてしまって。笑いと感動、金環日食。
金環日食...。
専用メガネを購入する事もなく、漠然と「暗さ」を体験しようと思っていましたが、
いざ当日を迎えてみると、戸棚を開けて専用メガネの代用品になりそうなものを探し、
手に取ったのが、今では使えなくなってしまった黒いゴミ袋。
子供の頃、黒い下敷きを通して太陽を見たように、黒いゴミ袋を顔の前にかざしてみたり、
顔にぴったりくっつけて見たりしましたが、太陽の光が強すぎるのか、輪郭のぼけた光の固まりが
見えるだけでなかなかうまくいきません。
寝室の窓辺に立って、ゴミ袋と格闘すること数分。もうやーめた...とゴミ袋を置いたその時。
見えたんです。月に侵蝕されて欠けて行く太陽の輪郭が。くっきりと。
すごいですね。
窓にはまっている網戸の、真ん中あたりを横に通ってるアルミの板を通して。
思わず朝食中の妻と子供に「見えるよ〜!!!」と叫んでしまいました。
家族3人並んで、網戸の枠越しに見る金環日食。
3人とも笑顔で、目のところに枠の影。「すごいねー、きれいだねー」
金環日蝕そのものにも感動しましたが、何よりも、こんな風にして見えるんだ、という事。
それをまさに、バイ・アクシデントで発見し、結局は家族で天体ショーをしっかりと体験できた事に
笑ってしまいました。
方法っていろいろあるんですね。見つけようと思って見つかるものではありませんが。
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