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2011.09.13

入射角とテストステロン

やっぱり今日も暑い。
昨日の記事にも書いたが、真夏よりも暑さが応える。 と、ある事に気が付いた。
なぜ秋めいてからの暑さの方が「厳しい」と感じるのか。
多分それは、太陽光が我が家に当たる角度にあるのだと思う。
仕事場とリビング共に南側が大きくガラス窓になっている我が家の場合、真夏の太陽はほぼ真上から当たるので、軒にさえぎられて窓の部分や室内に直接陽が当たる事はない。しかし、この時期になると太陽光の入射角度が低くなり、太陽光が直接部屋の中にまで入って来ている。そのせいだ。そうに決まっている。
冬になれば、室内まで入って来る太陽の光の恩恵をたっぷりと受けることが出来るが、今の、この微妙な季節の変わり目は、そうでなくても自律神経が旅に出る季節と重なってちょっときつい。

新聞記事に面白い記事が出ていた。「男性ホルモン、イクメンほど減少」。
要は、子供を持って父親になると、主要な男性ホルモンである「テストステロン」が減少する。という記事だ。
育児に積極的に参加する、いわゆるイクメンになればなるほどテストステロンが少なくなるらしい。
と言うことは、独身時代はテストステロン分泌しまくり、男っ気ムンムンでパートナーを探し、家庭と子供を持つといきなり「男」の部分を司るホルモンはそれほど必要ではなくなる...。
その裏には、現代の人間社会において、自分の子供を外の脅威から守るという行為が必要ではなくなり、より母親的な存在として、ケアする役割が必要とされているのだろうか。
しかしその反面、女性は子供を持つと強くなると言われる。何がなんでも子供は守る「母は強し」というやつだ。
主婦でありながら、若さや美しさを保っている女性は、得てして「家庭的ではない人」「主婦っぽくない」と言われるし...。
脳の世界、ホルモンの世界は奥が深い。

巷では、積極的に育児に参加し、育休まで取っている男性をポジティブなありかたと受け入れる風潮にあるが、もし、育児に積極的に参加する事で、彼らのテストステロンが減少しているのであれば、「男の草食化」は若者というよりも、30代から40代の育児パパ世代がもっとも顕著なのではないだろうか。
本来、社会の中心として良い意味で、ガツガツと動き始める年齢の男性、出来る事なら「テストステロンの点滴がしたい」と思うようなポジションに居る人たちが、生物的にあまりにも穏やかに、優しくなってしまうのは、日本にとって、経済や外交にとって好ましい傾向なのだろうか。
と言っている自分も、仕事柄子供と一緒に過ごす時間も多く、あまり男性的でガツガツ行くタイプでは無いと自覚しているのである。そして当然、そんな我が家の経済状況もあまり好ましいとは言えない。

写真は、昨日の出張の際に上越新幹線の窓からみた富士山。大宮の手前あたりだったろうか。


110913