チャリンコ ゴーゴー
2月24日からもうすぐ7ヵ月、今年は良く自転車に乗っている。
雨が降っていたり、朝そのまま打ち合わせに出るような事がなければほぼ毎日、娘を保育園に送っていく。
去年は、体の事を考えて真夏のライドは避けていたのだが、いやいや、朝のうちなら十分いける事を知り、今年は回数が増えている。その上、この夏には「お迎え自転車」も数回こなした。
以前も書いたように、我が家はちょっとした山の上にあるので、行きは下り、帰りは登りとなる。
娘を後ろに乗せての最後の登り坂(じゅうぶん心臓破りと自分では思っている。)は... 実際にはキツいけれど、ローギアでゆっくりとした立ち漕ぎなら、休まずに登りきれる事をこの夏知った。
我が家が山の上にある事を知っている保母さんは、初めて「お迎え自転車」をした時に、私の自転車を見て「チャレンジしますね。」と声をかけてくれた。最後の登り坂では、後ろの娘からも「カンバレ、カンバレ」のかけ声がかかる。
子供は親の背中を見て育つ。
普段たいした背中を見せてあげられない分、せめて、息を切らせ、ハーハー言いながら、汗のにじんだポロシャツの背中でも見せてあげようかと。
己の姑息な考えがちょっと悲しい。
でも、娘はあとどのくらい、私の漕ぐ自転車の後ろで「とびきりひかるきぼうと...」と歌ってくれるのだろうか。
それを考えるのはもっともっと寂しい。