大江戸、小江戸
12月19日、もうすぐ4歳になる娘が、車の窓から見える送電線の鉄塔を指差して「あれが東京タワー?」と言い始めた事をきっかけに訪れた東京タワー。思ったよりもずっと楽しかった。
妻にとっては二十数年ぶり、僕にとっても三十数年ぶりの東京タワーは、展望台から見える風景こそ当時とは大分変わっているとは思うが、付属施設「フットタウン」には、濃密な昭和の香りがしっかりと残っていた。
その後、浅草へ向かうものの「羽子板市」と重なってしまい、満車状態の駐車場に仲見世散策をあきらめて帰路に付く。
午後まだ早かった事から「このまま帰るのは少しつまらない...」と関越道を川越で下り、前々から気になっていた「小江戸川越」へ。
車窓越しの太陽と暖房に少し火照った顔に12月の風が心地良く、ぶらぶら歩きが最高に気持ちよかった。
蔵造り通りの重み、奥行きを感じる建物、黒く塗られた土壁とモダンなメタルサインのコントラスト、にぎわいの中でなんでも美味しく、美しく感じてしまうような街の持つ雰囲気。
大江戸も小江戸も、定番の風景が心に染みた良い一日を満喫。