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2011.11.09

ディスプレイを飾る花...

人によって考え方はいろいろありますが、私の中で「日本の贈答文化」は大切に守らなくてはならない生活文化のひとつです。
もちろん、その時々の時代背景や経済状況などによってかたちは変わるかもしれませんが、自分なりの方法で想いがきちんと表現出来、伝われば良いと思う次第です。

お中元の季節、お歳暮の季節が近づくと、百貨店でのディスプレイの仕事を頼まれます。
ここ2、3年は、造花を使ってディスプレイを飾るアレンジメントを作っています。でも、本当は生花を使ったものが良くて、それこそ昨日のブログで登場したピーカーブーの新井さんにアレンジメントをお願いした事もあります。
周りに人工的な装飾物が多い中で、生花や木の実を使ったディスプレイは存在感がありましたが、館内の空調の為に長持ちせず、また、水やりなどのメンテナンスに手間がかかりすぎる為に続きませんでした。お恥ずかしい話しですが、まったくもって作り手の自己満足だった訳です。

今は、造花のクオリティがとても高く、アレンジの仕方や作り方次第で結構見栄えの良い花が出来上がります。そして、それらの花は、催事の期間が終わった後でも、別の場所で売り場を飾り続けていられる...。
それはそれで、生花には無い造花の良さが活かされるのだと思います。


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